女性の薄毛に関するQ&A

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  4. 最近、女性に円形脱毛症が多いって聞いたんですが?

その他一般的な質問

Q最近、女性に円形脱毛症が多いって聞いたんですが?

Answerドクターからの回答
今まで男性に多い印象がある円形脱毛症でしたが、最近女性も増加傾向にあります。今までは円形脱毛症の原因は、ストレスや環境の変化、ホルモンバランスの乱れや加齢からくるものと考えられてきました。しかし、最近になって、現代の女性の間で増え続けるアレルギーや自己免疫疾患との関連も指摘され始めています。

円形脱毛症に関わる“キラーT細胞”って?

最近の研究では、円形脱毛症の毛の周りに“キラーT細胞”が存在することが明らかになりました。キラーT細胞とは、細胞傷害性T細胞(CTL)の通称です。ウィルスを認識して、破壊する性質があるので、殺し屋(キラー)の異名を持っているのです。通常は、ウィルスや癌細胞を人体に有害ものだけを攻撃するのですが、過剰に反応してしまうことがあります。このことによって、自己免疫疾患やアレルギーが増加しているといわれています。

免疫といえば、インフルエンザや風邪と戦う身体の機能であることはよく知られていますが、毛根とも深い関わりがあります。キラーT細胞が間違って毛を攻撃してしまうと、炎症が頭皮に発生します。そのため、毛包が炎症を起こして、毛を支える力そのものが衰えてしまうのです。毛包の細胞を殺さないようにするには、免疫そのものを活性化することが大切だといえます。

円形脱毛症とアレルギーの関連は?

円形脱毛症の毛の周りには、キラーT細胞だけではなく、肥満細胞の所見も見られたことが研究で明らかになっています。肥満細胞とはアレルギー発症のメカニズムと直結しており、アレルゲンが発症するとヒスタミンを放出する性質があります。アレルギー症状の原因となる顆粒を内側に含んだ姿から、“肥満”細胞と名付けられています。ハウスダストや花粉にアレルギーのある人は、1度医療機関で検査してみることをおすすめします。

円形脱毛症は、頭皮の脂漏性皮膚炎との関連も指摘されています。脂漏性皮膚炎はカビ・真菌の影響が強い傾向があります。真菌にアレルギーがあるかどうか、皮膚科やアレルギー科で検査してみるといいでしょう。アレルギーがあった場合、真菌を殺すことのできるシャンプーを使うことで、薄毛が改善されることも多いです。最近の研究で、円形脱毛症の原因が明らかになっている以上、自己判断は禁物です。何が原因となって円形脱毛症が起こっているのか?ということを検査することから始めてみましょう。そもそも、薄毛の原因が円形脱毛症によるものであるとも限りません。女性の薄毛の原因は、加齢やホルモンバランスの乱れによる部分も多いため、医療機関で早めに診察してもらうことが大切です。

女性の円形脱毛症の対策は?

まずは、専門医による検査・診察を受けることをおすすめします。免疫が原因となった薄毛なのか、ほかに原因があるのかどうかという点は、医師の診察なしでは判断できないからです。全身性エリテマトーデス・膠原病などの自己免疫疾患・アレルギー疾患で内科にかかっている人は、かかりつけの医師に薄毛のことを相談してみましょう。自己免疫やアレルギーが関わって薄毛が起こっている場合、頭皮だけではなく、全身の体毛の毛包にも影響が生じます。わき毛などの体毛も薄くなっていないか、自分の身体をきちんとチェックしてから診察を受けるようにしましょう。

身体の免疫力を高めるためには、冷えや血行不良はよくありません。体温の低下は免疫力の衰えに直結しますので、できるだけ身体を冷やさないように心がけましょう。免疫細胞の多くが腸に存在することが最近の研究で明らかになっているので、お腹をできるだけ冷やさないようにすることが大切です。腹巻きやカイロで外側から温めることも大切ですが、冷たい飲み物で内臓を冷やさないことも必要です。

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